化石の宝庫、篠山層群!

篠山市と丹波市にまたがる篠山層群では、日本最古級のほ乳類「ササヤマミロス・カワイイ」や国内最大級の恐竜「丹波竜(タンバティタニス・アミキティアエ)」をはじめ、多くの恐竜やほ乳類などの化石が見つかっています。また、地域内には篠山層群の地層を観察できる露頭もたくさんあり、日本でも有数の野外博物館となっています。

篠山層群とは

篠山層群は、中生代白亜紀前期の地層で約1億1000万年~1億年前のものであると推定されています。篠山層群は篠山市・丹波市の南北約6km、東西約18kmにわたって分布しており、礫岩、砂岩、泥岩などが堆積してできた大山下層と凝灰岩類が中心の沢田層からなります。恐竜をはじめとする太古の脊椎動物たちの化石は篠山層群の大山下層から発見されています。当時、日本は大陸の一部で、気候も今より温暖であったと考えられています。

固まって見つかったタンバティタニスの化石群

国内最大級「丹波竜」化石の発見!

2006年8月、地元の地学愛好家が丹波市山南町の篠山川河川敷で恐竜の肋骨化石を発見。2007年から6次にわたる発掘調査の結果、植物食恐竜(竜脚類)ティタノサウルス形類の化石と判明しました。尾椎など多くの化石がつながったまま産出され、世界的にも発見例が少ない環椎や脳函なども発見されています。

タンバティタニス・アミキティアエ(竜脚類ティタノサウルス形類)

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原始的なほ乳類化石!

2007年から2008年の発掘調査で篠山市宮田から国内最古級のほ乳類化石が発見されました。白亜紀前期のほ乳類化石の発見は極めて少なく、篠山層群の年代に限ると世界で10数例しかありません。当時のほ乳類はネズミぐらいの大きさしかありませんでしたが、現在に続くほ乳類の進化の空白を埋める貴重な発見となっています。

Sasayamamylos kawaii ササヤマミロス・カワイイ(ほ乳類)

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その他の化石資源も!

このほかにも、トロオドン類や角竜類の骨格、ティラノサウルス類やテリジノサウルスの歯など多くの化石が発見されています。さらに白亜紀前期のカエル類の全身骨格、トカゲ類、カイエビなどの化石は、当時の生態系解明の手がかりになるものです。篠山層群は、恐竜やほ乳類などの多様な化石が発見される、世界でも希少な地層といえます。


曲竜類(鎧竜類)

 


ティラノサウルス類

 


テジリノサウルス類

 


トロオドン類

 


角竜

 


鳥脚類


ヒョウゴバトラクス・ワダイ(両生類)


パキゲニス・アダチイ(爬虫類)

 

あなたも発見者に!?

2014年8月、地元有志により丹波竜の発見地の近くで新たに化石の塊が発見されました。篠山層群では身近な場所での化石発見が続いています。獣脚類や曲竜類(鎧竜類)の歯は、地元の小学生によって発見されました。化石発掘体験に参加すれば、あなたも化石発見者になれるかもしれませんね。

*篠山市、丹波市の条例により保護区域に指定されている区域では、許可なく化石の採取等が禁じられています。ご注意ください。

こんな体験講座も開催しました


岩石を割り化石を取り出す特別講座