丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム とは?

「篠山層群」を中心にした野外博物館

砂や泥、火山灰が重なり積もったものを「地層」といいます。
兵庫県の丹波篠山市と丹波市の一部には、約1億1000万〜1億年前にできた地層である「篠山層群」が広がっており、この地層からは、丹波竜などの恐竜類やトカゲ類、カエル類、ほ乳類など、世界的にも貴重な化石の発見が続いています。

世界の恐竜化石産地の多くは、人里離れた山奥や砂漠の中にありますが、「篠山層群」は、お寺の庭先、神社の境内、公園の中や河川敷の農業井堰などに、ひょっこりと顔を出しています。
丹波地域は「篠山層群」の上に農村風景が広がり、人々がそれを利用しながら暮らす「農村風景と恐竜が共存する」世界的にも非常に希少な地域です。
そこで「篠山層群」とそのまわりの地域を野外博物館と位置づけ活動するのが、この「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム」の取り組み。
この地層とその上で受け継がれてきた日々の暮らしそのものが展示物なのです。
46億年にわたる地球のいとなみ、40億年にわたる命のいとなみ
ーーここには、その息づかいを感じられる特別な場所や体験がもりだくさんです。


フィールドミュージアムの構成要素

大地と暮らしの野外博物館「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム」は、兵庫県の丹波篠山市と丹波市に広がる「篠山層群」と呼ばれる地層及びその周辺一帯が舞台です。

さまざまな時間を体験するミュージアム経験

日々の生活に追われていると気づきませんが、現代を生きる私たちは、さまざまな時間感覚でとらえられる偶然の結果、今・ここにいるにすぎません。

地層から広がる地学的探究は、46億年という地球の時間に至る思索をもたらします。恐竜化石のような古生物の世界は、数百万年から数億年単位です。
一方で、露頭のある川代渓谷を形づくった「河川争奪(※)」などのストーリーは、数万年から数百万年の時間単位です。そして、その上で暮らしてきた人類の数百年から数万年という歴史。そこに立つ「あなた」という一人の人生の時間。
丹波地域恐竜化石フィールドミュージアムは、こうした多様な時間感覚を養い、地球や生命、社会を考える力を身につけていただく場でありたいと願っています。

市民参画で未来の人材を育てるミュージアム

丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム構想を企画し推進するのは、民間の団体や有志らで構成する推進プロジェクトです(兵庫県丹波県民局、丹波篠山市、丹波市、兵庫県立人と自然の博物館、(公財)兵庫丹波の森協会が活動を支援しています)。
多様な時間間隔を磨いていただくため、私たちは、エリア内に立地する各施設における展示やイベント、あるいはそれぞれの見どころでの景色や体験を通して、感動と学びを得ていただけるよう、工夫を凝らしました。
私たちの取り組みが、一人ひとりの人生を豊かにし、これからの地球環境を支え、未来の世界を築く人材を育てることにつながるなら、これに勝る喜びはありません。
どうぞ、科学と生活・文化が共存する「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム」を、ゆっくりとお楽しみください。


フィールドミュージアムの楽しみ方

丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム推進協議会では、野外博物館として皆様に楽しく「大地と暮らし」への学びを深めていただくため、スマホを通して、目の前に広がる篠山層群を舞台に、もうひとつの「経験」をしていただく仕掛けを用意しています。

仕組は簡単!!フィールドミュージアム内にあるみどころスポットに設置してあるQRコードを読み込むだけ。
そこに現れる情報は、楽しみに満ちています。地学や化石、古生物!科学心を養う助けになるかもしれませんよ。
エリアごとにあらわれる仕掛けを、どうぞお楽しみください。