2018 SPRING 太古の生きもの館だより

これからの予定                   篠山市 化石保護技術員  奥岸 明彦

今回は4月以降のイベントや展示予定についてお伝えしようと思います。

太古の生きもの館では、毎年5月から10月にかけて月に1~2回、化石発掘体験会を開催しています。丹波竜が発見された発掘現場(丹波市山南町)の石を割り、その中から化石を探し出します。参加した全員が必ず発見出来るという訳では有りませんが、参加者全体で最低でも一つ、多いときには何十個も化石が見付かります。残念ながら発見した化石を持ち帰る事は出来ませんが、一定期間太古の生きもの館で展示した後、兵庫県立人と自然の博物館(三田市)で研究用の資料として調査し、最終的には発見者の名前や化石のデータと共に千年以上(文明が続く限りほぼ永遠に)大切に保管されます。

自分がこの世から居なくなって数百年後、その時代の研究者の手によって新たな研究方法が開発され、あなたの発見した化石が脚光を浴びる事になるかもしれません。勿論数百年後と言わず直ぐにでも大発見になる可能性も有りますが…そこは日頃から運を溜めておきましょう(開催日等の詳細は丹波並木道中央公園や篠山市のホームページ、チラシ等にてお知らせします)。

展示についても詳しくお話ししたかったのですが紙面が尽きてしまいましたので一言?だけ、4月以降どんどん展示が変わります。ただ標本が並んでいるだけの展示とは少し違う方法です。楽しみにしていて下さい。