えっ!こんなところに篠山層群!(partⅡ)

「え!こんなところに篠山層群?」

世界の恐竜化石産地の多くは、人里離れた山奥や砂漠の中にありますが、「篠山層群」は公園の中や河川敷、神社の境内などにひょっこりと顔を出しています。暮らしに寄り添うように「篠山層群」の地層が現れている丹波篠山市の隠れたスポットを紹介します。

西紀中学生の通学路の横、車からの視界にも入る兵庫県丹波篠山市宮田に篠山層群の勇壮な地層が姿を見せています。

【兵庫県丹波篠山市宮田】

保護地区なので中に入る事は出来ませんが、歩道からフェンス越しに地層観察することが出来ます。

【保護地区看板写真】

【地層の傾斜】

この地層からは日本最古級のほ乳類化石で、私たちの遠い祖先の面影を有する[学名]ササヤマミロス・カワイイ(ほ乳類)や日本で4番目の新種のトカゲ[学名]パキゲニス・アダチイ(は虫類)などの新種の化石が発見されていて、現在も発掘調査が進められている貴重で熱いスポットです。

今後の発掘調査でどんな大きな発見があるかとても楽しみなスポットです。