「岩石を割り、化石を取り出す特別講座」の2回目を11月4日に篠山市立太古の生きもの館で実施しました。
今回も子供から大人まで多くの方に参加していただきました。
まず、篠山市立太古の生きもの館の化石保護技術員 奥岸明彦さんから「篠山層群」のお話を聞きながら地層を見学しました。
≪石割調査≫
川代トンネル工事で掘り出された岩砕を使用して、兵庫県立人と自然の博物館(以下、ひとはく)認定の「化石専門指導員」に指導いただき、岩石を割り中に化石などが入っていないかを調査しました。
今回の石割調査では一日で81個の化石が発見されました!!
(発見された化石は貴重な資料としてひとはくで発見者の名前とともに永久に保管されます)
≪剖出(ぼうしゅつ)体験≫
発掘された化石は母岩(化石を含む岩のかたまり)から少し見えているだけなので、母岩から化石だけを取り出す「剖出(化石クリーニング)」という作業をします。
今回の体験講座では、奥岸化石保護技術員のわかりやすい指導のもと、母岩に見立てた石膏から化石(本物)を取り出す化石クリーニング作業を体験していただきました。
(取り出した化石は記念品(ケース入)としてお持ち帰りいただきました)
午後に参加していただいた皆さんです。
9/23、11/4の2日間、多くの皆さんに参加していただきありがとうございました。
「岩石を割り、化石を取り出す特別講座」は今回で終了ですが、今後もいろいろな体験プログラム等を計画していきますのでお楽しみにお待ちください。